ある日のこと。
大学から帰宅し、深夜にダラダラとテレビを見ていた裏ダブル。
適当にチャンネルを回し、面白くない。と思うとまた次のチャンネルへ。
そしてある番組で手が止まる。
それがコレ→
視点・論点 「幸せの経済学――GNPからGNHへ」※リンク先に、番組で紹介されていた内容がほぼそのまま載っています。
俺はニュースや新聞なんかで人と話ができる程度に情報は仕入れてるつもりですが
そもそも政治とか経済とかまったく興味ない。
ま、興味はなくても知らなければならないことではあるんですが。
興味をひかれたっていうのは、話に出てくるJ・F・ケネディの演説。
アメリカ大統領っていうのはいつからかスピーチが上手いことが必須要素みたいになってます。
実際、最近よくテレビでやってるオバマVSヒラリーでも
ぶっちゃけスピーチ合戦しかやってないように見えるw
話を戻します。
引用されていた演説の全文はどこかにないか、と思いネットをあさってみたところ、
発見。
あまりにも長い間
私たちは人格や共同体の大切さよりも
物質的な富を蓄積することをはるかに優先させてきた
今や8000億ドルを超えたアメリカの国民総生産だが
その中には、大気汚染や、タバコの広告や
ハイウェイでの多くの事故死者を運ぶ救急車が含まれている
家を守るための特殊な鍵
それを破って侵入する犯罪者たちを収容するための牢屋も国民総生産
巨木の立ち並ぶレッドウッドの原生林を破壊し
美しい自然を呑み込んでゆく都市化の波も、国民総生産を押しあげている
戦争で使われるナパーム弾も、 核弾頭も
街頭のデモ隊を蹴散らす警察の装甲車も
ウィットマン社のライフルもスペック社のナイフも
子どもたちにおもちゃを売るために暴力を礼賛するテレビ番組も
しかし、その国民総生産の中には
子どもたちの健康も
教育の質も
遊びの楽しさも含まれていない
そこには詩の美しさも
夫婦の絆の強さも
政治における知的な議論も
役人たちの誠実さも勘定されない
私たちの機知も勇気も、知識も、学びも
私たち一人ひとりの慈悲深さも
国への献身的な態度も
要するにこういうことだ
国の富を測るはずの国民総生産からは
私たちの生きがいのすべてがすっぽり抜け落ちている
国民総生産はアメリカという国について物語っている
ただし、私たちが誇りに思っていることを除いてそして、是非ともこの演説の原文を読みたい!とネットをさらにあさってみたのだが・・・・
みつからない。
なんとか、上記のスピーチの
「しかし、その国民総生産の中には
子どもたちの健康も
教育の質も〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
から最後までの部分は発見しました。
(あくまでも「原文らしきもの」ですが。汗
和訳と照らし合わせると微妙に合わないような箇所があるのは気にしない方向で。
たぶん英語のほうがホントの原文でしょう。和訳は多少訳者によって脚色されてるような気がする。)
Gross Domestic Product does not allow for the health of our children,
the quality of their education, or the joy of their play.
It does not include the beauty of our poetry or the strength of our marriages,
the intelligence of our public debate or the integrity of our public officials.
It measures neither our courage, nor our wisdom, nor our devotion to our country.
It measures everything, in short, except that which makes life worthwhile,
and it can tell us everything about America
except why we are proud that we are Americans.
いやー、うまいこというね。しかも十分的を射ている。
というのが率直な感想かしら。
しかも大統領のスピーチともなると
(推敲する人たちもエキスパートなのかどうかはしらんけど)
原文のセリフ自体が韻をフミまくりで、まるで詩のようになめらか。読みやすい。
国の豊かさ=GDP
みたいな図式が出来た20世紀後半。
そうじゃない、と訴えたこの演説。
スピーチの上手さって大切だな、と思った今日この頃w
追記)
どうやらこの演説はいまから40年前、1968年のものだそうな。
同年、彼は民主党の大統領候補予備選のキャンペーン中に暗殺されました。